(2011年3月6日追記)
トンブクトゥ(地方)では料理によって12種類のスパイスを使い分けます。
Twitterで「トンブクトゥの12種類のスパイス」について質問いただいたので、写真やその使い分けについて、以前妻が書いたものを参考にこちらに載せておきます。
12種類のスパイスの学名は調査中です。
すべてわかりましたらまたお知らせします。
現時点まででわかった学名を追記しました。
ただし同定作業は実施していなので多分それらしい、という程度です。
現地名も一部より発音に近いものに訂正しました。
一見写真には12種類全てのスパイスが写っているように思えますが間違いです(笑)
1 Mafe Ije マフェイジ:Pimpinella anisum(アニス)
2 Mari マリ:魚とパルキア?
3 Alkalfa アルカルファ:Cinnamomum Zeylanicum(シナモン)
4 Fefe フェフェ:Piper Nigrum(白胡椒)
5 Alhorabi アルホーラビ:Piper Nigrum(黒胡椒)
6 Kabe カベ:以前不明
7 Alhalawa アルハラーワ:Cuminum Cyminum(クミン)
8 Wangara Mafe Ije マンゴロマフェイジ:以前不明
9a 乾燥タマネギ
9b 乾燥タマネギ(粉末)
10 Wakondo ワーコンド
1+7:1のMafeyhuと7のAlhalawaの混合粉末
以上のように写真には10種類(厳密には9種類)のスパイスしか写っていません。
厳密には9種類と書いたのは、乾燥オニオンはスパイスとは見なされず、乾燥タマネギとデーツ(ナツメヤシの実)を練りこんだものがタワータルバサルと呼ばれるスパイスだからです。
つまり写真の9種類のスパイスに以下の3つのスパイスを加えて「トンブクトゥの12種類のスパイス」になります。
9c Tawatalbasar タワータルバサル:Phenix dactilifera(デーツ)とタマネギ
11 Lorria ローリア:Laurus nobilis(月桂樹)の葉
12 Lai ライ:Allium sativum(ニンニク)
トンブクトゥの主な料理における12種類のスパイスの使い分けを以下に載せておきます。